俺色に染めるぼっちエリートのしつけ方／あまさきみりと

俺色に染めるぼっちエリートのしつけ方<俺色に染めるぼっちエリートのしつけ方> (角川スニーカー文庫)

 評価：☆★★★★

第23回スニーカー大賞＜＞受賞作！

＜感想＞

王道ラブコメ外れなし！

新人賞というものは尖りまくってるか小さくまとまっているかの二択であることが多いと思う。この作品はそういう意味では後者。けれど、決して悪口ではなく小さくまとまりながらも物語の進行やネタ出しのタイミングなど丁寧に練り込まれた構成になっていてすんなりと物語を受け入れることができた。これはこの作品の魅力であり、強みだなあと思います。

物語の主人公・東雲甲は学年一のイケメンだと噂される少年だったが人には言えない秘密があった。それは自分の彼女を性的にいじめるのが好きな真性のサディストであること。ごく一部の女の子に恨みを抱かれながらも甲は平凡な毎日を過ごしていた。しかし、ある日甲はエロゲ好きの女子小学生・レナトと出会うことに。レナトは事情があり、ひきこもりだった。縁もあり、レナトを脱ひきこもりさせ、友人を作るよう頼まれる。ＳＡＤＳが今立ち上がる！