アキハバラ デンパトウ/藍上陸
評価:☆☆★★★
<ネタバレ感想>
とにかくキャラクターが濃い!!
ヒロインのペンネちゃんは電波であほかわいい!
ヌグちゃんはいつも着ぐるみ毒舌やっぱりかわいい!
せやねんさんは関西弁の
ZOOさんは動物
番人さんはいっつも筋肉あつくるしい!
企業戦士さんは名前に似合わず無職のニートなさけない!
と、挙げればわかるようにキャラクターの油っぽさがマシマシ!
こんな個性の固まりが同じ場所で生活してるんだからそりゃあ物語としてはカオスになるのが予定調というもの。
案の定、尖りに尖ったコメディ作品は読んでいて爽快でした。
けれど、本作はただ変な住人の住む変なアパートに主人公が住むことになってあれやこれやというだけの物語じゃないんですね。主人公は実は地上げ屋である叔父さんを持ったいわばアパートの住人たちのスパイであるということが序盤で明かされます。いわば敵キャラクター的な立ち位置なんですよね。いかにして住人を追い出すための弱みを見つけられるか、みたいな。
しかし、こんな楽しい空間に入り浸ってしまったらとてもそんな気にはなれないですよね。